2015/11/21
大槻秀山先生の主な受賞歴な受賞・経歴
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一級技能士大会京都府代表4回出場 全国技能競技会(グランプリ大会) 平成3年第10回全国2位 平成4年度第11回全国1位 グランプリ受賞 内閣総理大臣賞も受賞! 大阪府印章技術競技大会 昭和46年第19回金賞 昭和50年第23回金賞 昭和51年第24回知事賞受賞 平成5年第41回 全国印章技術大競技会金賞 (東京大会) 昭和52年第35回 銀賞受賞、角印密刻の部 ダブル受賞 全国印章技術競技会(香川県大会) 平成4年 第9回 香川県知事賞受賞 エブリナコンテスト 日本触媒化学工業㈱ 平成3年大賞受賞 京の名工受賞 |
印鑑業界の完全手彫りの技術の最高峰の大会です。
印章の展覧会・大会等の審査基準とは、芸術性(各職人それぞれの文字に対する)・バランス・刀の切れ味・文字の美しさ・正確さ等を ベテランの複数の審査員が評価します。
評価方法は大会や展覧会によって、 人数も合計得点もかわり、各審査員が投票し総合点数の多い職人が受賞になります。
(*わかりやすい例としましては、オリンピックのフィギュアスケートのように独自の個性や美しさ・バランス・正確さ等を各審査員が得点し、総合的に判断されるような感じです)
なぜ大会や展覧会での受賞作品が多いことが印鑑制作に重要なのかと申しますと、
基本である実用性のある文字を書くことができ、正確に美しく彫刻できる技術がないと、
評価される芸術性のある印鑑制作をすることはできないからです。
展覧会や大会で数々の受賞経験があるということは、基本となる文字がしっかり美しく手書きできる技術があり・美しく彫刻する技術がなくてはなりません。
現在インターネットに存在する数あるお店の中で、「内閣総理大臣賞」を受賞した職人様の数がいかに少ないかが検索して頂けたらよくわかると思います。印章業界で行われる大きな大会・展覧会のことです。
その中でも3大大会とも言われる
*グランプリ大会(一級技能士全国大会)
*全国印展(全国印章業展覧会)
*大印展(大阪印章業展覧会)
の3大審査員をすべて務めているのは大槻秀山先生だけです。
審査員を務めるということは、それだけの技術力・受賞歴・職人としての知識や経験がないと務めることはできません。
大槻秀山先生は、現在もなおこの3大審査員・検定委員を務めておられます。
一級技能士より一等印刻師の方がネット上でも遥かに少ない事にお気づきでしょうか?
一級技能士より以前にあった一等印刻師というのは、戦後印章業の携わる全国の印章業の人々の目標であり、この一等印刻師いなれば全国どこでも本物の完全手彫り技術をもつ職人として一流の職人として認められ迎え入れられる証でした。その後、昭和50年頃に国家検定でもある一級技能士(一級彫刻士)ができました。
この一等印刻師の資格を得るには、依然発行されていた業界専門誌の中で全国中の同じ業界の職人の方達が1年間課題を毎月提出し切磋琢磨し、
その中でも最も技術のある方にのみ授与されておりました。
この雑誌では本物の技術者を育てることを目的としており、毎月いろいろな課題があり休むことなく作品を提出しなければなりません。
1度でも提出が間に合わなかったり得点が低ければまた来年1年間やりなおしです。
毎月そうすることにより、継続して本物の実力を養っていけるのです。
1年間、毎月毎月厳しい審査をクリアしたのち、指導者として技術者として
合格かどうかの審査が毎年11月に審査会が開かれます。
その後やっと、初めて受賞することができるのです。
*もちろん受賞者がない年もありました。
つまり、この資格は技能士がもっとも欲しい憧れの資格であり、
本物の手彫り技術を持っている証ともいえる、もっとも手に入りにくい資格でもあるのです。
*現在はこの業界紙は廃刊の為新たにこの一等印刻師の資格をとることはできません。
「京の名工」・京都府伝統産業優秀技術者とは、
京都府内の伝統産業に30年以上携わっている人の中から特に優れた技術を持つ60歳以上の人が表彰される賞です。
また、京都にはたくさんの伝統産業があり、たくさんの職人様がおられます。
毎年印章部門から選ばれることはありません。
現在、「京の名工」として受賞された方は数名です。
「京都の名匠、匠である」という証でもあります。
また大槻秀山先生は、京印章制作士でもあり京都の伝統ある京印章の技を受け継ぐ職人の一人でもあります。
一級彫刻士の資格というものは、手彫り印鑑職人として持っていて当然の資格でもあります。
技能を一定の基準により検定し、国として証明する技能の国家検定制度です。