より近くで撮影しました。
菊の花びらや葉ひとつひとつ丁寧に彫刻されているだけでなく、
文字もすっきりと鋭利に彫刻されており、
とても美しい印章ができあがりました。
構成から字入れ・彫刻と全ての工程を時間を見つけては少しずつ制作されました。
また大槻秀山先生は各種展覧会等で審査員を務められておられますので
その審査員参考作品というものもお仕事の合間を縫っては
少しずつ制作されては出展されておられます。
大槻秀山先生は印章作りというのは、字要れはもちろんのこと、
彫刻する時間よりもまず、構成・文字のバランスや美しさを考える印稿が
一番時間がかかりますとおっしゃっておられました。
このように印章というのはひとつひとつ丁寧に作るにはたくさんの時間が必要となります。